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  観音とは

 観音菩薩、観世音菩薩、観自在菩薩と呼ばれいます。

阿弥陀3尊といわれ、阿弥陀如来の脇侍として左観音菩薩、右勢至菩薩がつかえています。

 観音様は、世の中の様子をつぶさに見られ、人々の切なる祈りの声を聴き、積極的に救いの手を差し伸べようという誓願を立てられました。その救済の誓いは、衆生自身の自覚を促し、精神的指導で仏道に導くよりは、より具体的、直接的な表現で導くことを主としたものであります。火の受難に遭遇して苦しんでいればその猛火より救い、洪水でおぼれていれは゛浅いところに導き、悪賊の男に遭えば悪人より救うという、現実的な利益を与えることが導きの中心となっています。ゆえにその時、その場に応じ、観自在菩薩は33もの姿に身を変じて対応してくれます。ある時は女身の姿で、またある時は長者や僧侶の姿でと多種多様にその姿を変え、衆生を救済してくれると言います。(法華経第25、観自在菩薩普門品)

 自在に姿を変え、どんな時にも救いの手を差し伸べてくれる観音菩薩。したがって病気も、貧乏も、何事にたいしてもおそれる必要はない、観音菩薩に見守られていることを察知し、何事にも恐れないことが、すなわち観音菩薩信仰の基となっています。

 そして拝み、唱え、祈ればそのご利益は平等にあたえられる。一心に「南無観世音菩薩」の名を称名すれば、そのご利益がえられると言われています。

 

 観音菩薩の御利益

子育て、安産、厄除け、苦難除去、現世利益、病気平癒、頭痛、疫病退散、恋愛成就、海運、極楽往生、など

いろいろな観音様

 観音様の種類は、とくに7観音と呼ばれる、聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、不空羂索観音、如意輪観音が有名ですが、このほかにも

白衣観音、慈母観音などたくさんの変化観音があります。

観音様は女性

  地域で観音様を守って管理している多く人たちのが観音様は女性と思っているようですが。

  観音様をはじめ仏様は男性でも女性でもありません。つまり中性なのです。

お姿が女性に似ている。お顔が女性。という観音様があります。これは観音様が相手の性格や仏の教えを聞ける器量に応じて、種々の形体を現じるためで、これを観音の「普門示現(ふもんじげん)」と言います。

法華経「観世音菩薩普門品第25」(観音経)には、観音は33の姿に変身し、衆生の願いを聞いてくれるとあります。

「女性に対しては、婦女の姿に変身して説法する」とも書かれています。

観音33応現身の「比丘身」「比丘尼身」に対応しています。

白衣観音、慈母観音、魚籃観音、多羅尊観音などが女性形をしています。

 この像形は、仏教が中国に渡った後、観音信仰が道教の媽祖信仰や興林国の妙善姫伝説などと融合して、13世紀末の宋代から現代の初めにかけて完成した像形で、その後多くの慈母観音が造られています。

 ところによって「子安観音」「子育て観音」と呼ばれています。これらは日本に渡ってから付けられたものです。

 なお天部は仏教以前のインド諸神が佛法を護る神となったもので、性別があります。

男性・・帝釈天、梵天、四天王、十二神將、金剛力士など

女性・・吉祥天、弁財天、伎芸天、鬼子母神などです

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