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まぼろしの霊場・常陸(水戸)三十三観音霊場

第16番札所 宝幢寺・蓮光寺

      宝幢寺の継承寺

 

  慈好山蓮光寺

 (じこうさんれんこうじ)       日蓮宗

 

 法徳山長樂院宝幢寺

   (ほうとくさんちょうらくいんほうどうじ)   真言宗  廃寺

観音像本尊 不詳 

法幢寺は寺も観音堂も存在しない。

御詠歌 海原や雲もたなびく宝幢寺 これや御法のしるしならん

日立市川尻町604‐2

TEL0294‐43‐5849 (蓮光寺)

 

  宝幢寺は開基帳によれば「真言宗友部村(十王町)法鷲寺末寺 法徳山長楽院宝幢寺」 能化 除地六石、一〇高五石九斗九升三合 寺内 洗嵐山安示院 除先高 十石 小林千衛門、関口与衛門之文 高十石四斗三升五合 寺領 同所 高二石六斗四升 里明神免 除地 白山免 文明4己丑年(1469)9月、松橋坊俊意法印とあり、除地に「白山免」がある。

  「開基帳」の白山権現は「文明四壬辰(1472)年霜月、俊意勧請」となっており、今は他に合祀されている。廃寺になった経緯は不明。

  「多賀郡史」によれば、明治維新の頃廃寺となり、民有地となったが、植木智豊尼が買受け小寺を建立した後、 蓮光寺を曳寺した。

  蓮光寺の源流は永禄二年(1559)千葉県夷隅郡総元村大字小松田恚谷に里見一族家臣 田奈部喜佐衛門により創建された。

  蓮光寺は天正6年(1578)開基、常福坊日光の代、信徒の助力によりて造営したり。是によりて明治26年現地に移り、宝憧寺の跡をついで蓮光寺として再建された。初代住職は慈好院智豊日貞聖人である。大正2年4月本堂を新築し、庫裏を改築す。この地常陸国、三十三観音16番札所の霊場を、蓮光寺として継承された。

                  先達 寺田弘道

 

​蓮光寺本堂

​  十一面千手観音

​        聖観音

​   本寺の法鷲院(十王町)

​    蓮光寺全景

​     R六号カワチ手前を左折

​ GPS 36゜39’29.65”N 140゜35’10.0”E

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