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​まぼろしの霊場・常陸三十三観音霊場

第二十四番札所  長福山観音堂

長福寺奥の院 長福山三光院観音堂

         (ちょうふくさん さんこういん かんのんどう)

 

大子町頃藤2689‐6 長福山中腹  廃寺

観音堂本尊 十一面観音

 

  現在も長福山の中腹に観音堂がある。

  三光院の開基は長元二年(1029)、「常陸紀行」に「比藤村長福山あり、山頂大悲閣あり、又三光院あり。幽勝の地なり。山下に長福寺あり、郷中の名刹にして何も同派たり」とある。

 

  また「水府志料」には「長福山 男体山の乾にあり、登ること一里。土人常陸富士と云。往古此村長福寺、此山上に在し故、名と成るべし」とある。

 

  三光院について「開基帳に此寺(比籐村)長福山観音菩薩陲之尊像十一面観音也長六尺六寸二分恵心之作也」とある。

 

  堂内には十一面観音の提灯が下がっているが、この奥に十一面観音が安置されているらしい。しかし往時の観音は百観音とともに火災に遭い焼失したといわれている。

 

   幾たびか再建されているが、平成5年5月1日にも火災に遭い消失したが、地元の信者たちによって再建されて新しいお堂と、聖観音と千手観音が祀られている

                 先達 寺田弘道

GPS 36゜43’32.64N 140゜22’22.85”E

​長福山観音堂登り口

​観音堂への長い階段

​    新しい観音像

​      古い観音像

​   長福山観音堂

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