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まぼろしの霊場・常陸三十三観音霊場
第28番札所 性徳寺 自在院継承寺
鷲栖山法光院性徳寺
(わしのすさん ほうこういん しょうとくじ) 真言宗
大子町下金沢292
電話0295‐72‐8426
第28番自在院の代番寺。
真言宗智山派のお寺である。
本尊は金剛界大日如来
延徳三年(1490)宥貴法印によって開山。元は下金沢小学校あたりにあった。現在の本堂は天正年間(1580年頃)下野宮眞浄院普門寺のものを移築したものといわれている。享保年間に(1720)に現在地に再度移築して恵福寺より当山住職となった宥賀法印が弘化四年(1847)改修、更に昭和56年に大改修したものである。
観音堂本尊は天保期に廃寺になった天台宗小平山自在院から当山住職が譲受し移された准胝観音が安置されている。この観音はかつて日光輪王寺にあったといわれている。
またこの観音堂には大子七福神の一つ、毘沙門天が祀られている。毘沙門天は、元はインドの神様で、中国では多聞天として崇拝され、四天王のひとりとして北方の守護神である。三界に余る程の宝を持ち、善い行いをした人達にそれを与えるが、生憎世の中にそういう人が少ないので、寶が余って毎日焼き捨てるといわれる。左手に宝塔を持ち、厳しい顔で勇気を与え笑顔と財宝を授けてくれる神様です。勇気、商売繁盛の神として有名。
住職が居るときは御朱印を戴ける。
先達 寺田弘道
性徳寺観音堂
自在院から移された准胝観音
GPS 140゜47’04.19”N 140゜18’41.04”E
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